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バイオフレアだけで燃焼実験その2。


 本日もピキャンオーブンでバイオフレアの燃焼実験です。今回は天板210℃をキープしてバイオフレアだけで長時間燃焼させてみます。


 バイオフレアは密度が非常に高いので、着火しづらいのが難点。そこで、先ず普通に焚き付けと薪を使って、炉の温度を230℃ほどに上げ(10:10)、そこに2㎝~5㎝に割ったバイオフレアを5個くべました(計約1.5㎏、 ◀左画像)。熾き火がしっかりできているので、空気を回すとバイオフレアにもすぐ着火します。(左画像。時刻11:00。室温19℃)煙はほとんど出ていません。


 小さめのブロックでも火力が強いのと、ピキャンの炉があまり大きくないこともあり、バイオフレアブロック5個で充分温まります。この状態で空気を絞って煙突を確認、煙は出ていません。

 追加投入量を記録していきます。


 12:00 3個 計約0.8㎏

 13:00 2個 計約0.6㎏


 その都度煙の確認をしていますが、煙は出ていません。天板温度は210℃前後にキープするよう注意しました。

 薪の場合はくべるたびに結構煙が出るため、通常昼間はファンヒーターを使っていますが、バイオフレアはほとんど煙が出ないので昼間でも行けそう♪ バイオフレア自体が常に高温で燃えているからですね。


 14:10 1個 約0.5kg

 14:40 2個 計約0.7kg

 15:50 2個 計約0.6㎏

 16:30 2個 計約0.8kg

 

 天板温度210℃がずっと続くとちょっと暑い(室温26℃)、廊下側のドアを開けました。

 室温24℃、ちょうどいいです。


 17:10 2個 計約1kg


 天板の上でスープを煮込み、下のストーブオーブンでお芋を焼き始めました。 

 

 18:30 2個 計約0.8㎏ 

 19:40 2個 計約1kg


 天板210℃で約10時間燃焼するのに8.3㎏のバイオフレアを使用しました。

 ストーブや燃やし方によって使用料は大きく変わるので、あくまで大雑把な目安としてご参考にしていただければ幸いです。(#^^#)

 因みに燃焼後の灰は薪と比べて非常に少ないです。ガラスはうっすら曇る程度で煤やタールで黒くなることはありません。



                バイオフレアとは

 近畿大学で研究開発されたバイオコークスを、薪ストーブ・ボイラ用燃料バイオフレア®として商品化。バイオフレア®は、建築用木材加工の過程で出る細かい木くずのみを超高圧圧縮した高硬度木質バイオマス固形燃料で、簡単に言えば、乾燥した広葉樹の薪から更に空気と水分を抜いた、いわば最上級の薪ということが出来ます。ひとたび火が点けば、始めから終わりまで高温で気持ちよく燃えてくれます。薪ストーブの煤や煙、においの量には薪の含水率が大きく影響するので、出来る限り乾燥した薪がおすすめですが、場合によっては少し乾燥が足りない薪を使わざるを得ないことも。そんな時バイオフレアで炉内をしっかり高温にしておけば、乾燥が足りない薪も少しずつ上手に焚くことが出来ます♪




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